「ゴールデンカムイ」面白い

   

小学生の時は、少年ジャンプがJR北見駅キヨスクだけ前夜に売り場に並ぶのを知ってわざわざ買いに行っていたほどマンガ好きな私は、別に北海道が舞台だったり、マンガ家が北海道出身だからとしても一切ひいきしない。面白いかどうかだけで評価する。

だがしかし『僕だけがいない街』や『フラジャイル』は面白かったし、マンガ大賞2016に選ばれた『ゴールデンカムイ』も傑作だと思う。

ゴールデンカムイは、日露戦争の帰還兵が一攫千金狙いで北海道に砂金とりに来て、そこで網走監獄から逃げた囚人から聞いた話を元に、アイヌの少女と一緒に闘う話。1巻だけでも小樽、ヒグマ、武器、戦い方、刺青、結核、白樺の樹皮の活用、屯田兵の北鎮部隊、動植物の植生、物価、罠、函館戦争の敗残兵、東北マタギ、リスの料理法、アイヌ語や言い伝え、脱獄方法やウサギが昼間にうろうろしている時の理由に至るまでストーリーにうまく組み込まれてハラハラします。

『ゴールデンカムイ』は、野田サトルによる日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)2014年38号より連載中。明治末期の北海道を舞台にした作品で、公式からは「冒険(バトル)」と「歴史(ロマン)」と「狩猟(グルメ)」と打ちだされている。アイヌ語研究者の中川裕が作中のアイヌ語監修を務めている。

2巻めも、ヒグマの巣穴や樺太式スキー、エゾオオカミ、アイヌの結婚観や信仰、アイヌは小さい子供が病気にならないように『糞の塊』とか、敢えて汚い呼び名をつける話、ニホンカワウソ、鹿笛、カジカで出汁をとったキナオハウ、ニシン蕎麦、人力橇まで出て来て楽しい。獲物を残さず美味しく食べるグルメマンガ風な展開も、脳みその味付け方法とか一味違うw
説教臭さが隠せない映画『ズートピア』みたいなヤツとは違いよく取材し練られたストーリー。

栗原
北海道・札幌の編集者・ライター栗原です。紙やwebなど様々な媒体で取材・撮影・記事を制作しています。栗原のプロフィール facebook  twitter  mail  札幌良い住宅jp

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