9人の命を奪った暴風雪

      2017/01/18

今日は道東、オホーツクなどで暴風雪、豪雪の警報がたくさん出ています。こんな暴風雪の日には、あの事故を思い浮かべる人も少なくないかと思います。

道道脇の農業用倉庫の前で、娘さんを抱きかかえるようにして亡くなった湧別町の漁業岡田幹男さん(53)のことを。岡田さんは、自分が意識を失うまで、娘さんに童謡を歌って励まし、身を挺して娘さんを守りました。

同じ日、中標津町俣落の道道で、吹きだまりの雪で埋まった軽RVの中から、男性と、高2の長女、中2の次女、小5の長男の4人の遺体が発見されました。一酸化炭素中毒です。暴風雪で平成25年3月2日に9人の方が亡くなりました。

天候が荒れたから急いで帰ろう・・・
その判断が命を奪うこともあります。北見市民に配布されている「防災いつでもノート」は、災害リスクの特集頁を、
1風水害 
2暴風雪
3地震
の順で掲載しています。毎年のように襲ってくる暴風雪の恐ろしさを地震よりも先に伝えなければ、という北見市の防災関係者の思いが込められています。
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北見市の防災いつでもノートはこちらです
http://www.city.kitami.lg.jp/docs/2015031200099/

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