新築住宅を建てる人が考えるべき8つの問題

      2016/02/05

[speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="a.jpg" name="英国紳士"]子どもも生まれたし、そろそろ我が家でも建てようかと、新築住宅を検討するタイミングというのは、基本的には家族が幸せで前向きな局面です。[/speech_bubble]

[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="d.png" name="Aさん"]そうですね!私も家が建てたい![/speech_bubble]

[speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="a.jpg" name="英国紳士"]家づくりというのはある意味では自己実現であり、テンションもあがります。[/speech_bubble]

[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="j.png" name="Aさん"]せっかくの我が家。使いやすいキッチン、吹き抜けのリビング!可愛いインテリア、収納たっぷりの・・・[/speech_bubble]

[speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="a.jpg" name="英国紳士"]ちょっと待ったー![/speech_bubble]

[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="k.png" name="Aさん"]へ?[/speech_bubble]

[speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="a.jpg" name="英国紳士"]家作りは人生の一大事です。しっかり考えないと。将来公開しないように重大な8つのポイントをお話しします[/speech_bubble]

問題1 住宅の流行に乗せられるな!

ドイツを訪問すると、今はやりのモダンデザインとよく似た1950年代の住宅が残っています。はやりの北欧家具もミッドセンチュリー、すなわち50~60年代のデザイン。モダンデザインは約50年を経てリバイバルしているのです。
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今流行っている住宅のデザインが10年後、20年後にはどうにもダサく見えてしまう。地域の住宅を見回せば、なんのことか皆さんもわかると思います。例え年数を経過しても、ダサさを感じないデザインとはつまり、昔から美しいと評価されてきた伝統的なデザインを取り入れた住まいかも知れません。好きな服を買うのなら、来年は違う服を買っても家計はそれほど苦しくないかもしれませんが住宅はそうはいきません。気を付けましょう!

[speech_bubble type="fb-flat" subtype="L1" icon="i.png" name="Aさん"]分かりました!気を付けます[/speech_bubble]

問題2 住宅の暖房費・光熱費

新築住宅を建てた方の多くが「光熱費・暖房費が高い」と感じます。なぜでしょうか。それまで賃貸住宅などに住んでいた人が一戸建てを建てると、家が大きくなります。新築だから省エネで電気代も減るかな?と思っていても実際はなかなかそうはならないのです。テレビも冷蔵庫も大きくなるでしょうし、部屋数が増えれば照明も暖房にかかるランニングコストも増えます。
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新築を機に、ついつい立派な家電、家具、食器類、などを買いそろえることもあり、家計は厳しくなる傾向もあります。皆さん、暖房・光熱費を甘くみてはいけません。

[speech_bubble type="fb-flat" subtype="L1" icon="i.png" name="Aさん"]光熱費怖いですね[/speech_bubble]

問題3 間取りをしっかり考えよう

モデルハウスを見学し、住宅会社のプランを元に家を選ぶとどうしても実際の家族の生活と合わない面が出てきます。例えば子どもが成人して家を出て行くと、ほとんどの家は夫婦だけの住まいになります。子育てが終了したら2階は誰も使わなくなる、という実態はオーナーが50~60代の住宅で多く発生しています。家財道具はできるだけ減らし、各部屋を徹底的に壁で区切るより、家族の気配を感じつつプライバシーも守れる、そして家族構成が変わると間取りも可変できるような、そういう配慮ができるといいかもしれません。

[speech_bubble type="fb-flat" subtype="L1" icon="i.png" name="Aさん"]そうか、確かに家族構成は20年も経てば変わりますね[/speech_bubble]

問題4 資産価値が20年でゼロになる問題

日本では木造住宅の場合、築20年で価格が付かなくなります。欧米では中古住宅の売買が盛んで、建てた時より高く売れることもありますが、それとは違うのです。20年後、30年後に家を手放さなければならなくなった時、ローンが残っていたら、借金を抱えたまま家を出なければなりません。
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そうならないために、20年以上経っても売れる住宅を建てたいものです。断熱・気密性能や耐久性がしっかり確保され、同時に住宅の設計・施工に関する情報が保存されていれば、中古市場でも高く売れます。住宅会社に相談してみましょう。

問題5 工務店・ハウスメーカーの倒産

建築中はもちろん、竣工・引き渡し後数年の間い、工務店やハウスメーカーが倒産してしまうと、住宅の完成や修理、手直しなどを頼むことができなくなります。現実にそういう事例はあります。大手ハウスメーカーだから安心とは言えませんし、その住宅会社の実態は外部からはほとんど伺い知ることができません。
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過去3年間の決算書を見せてもらうというのは、1つの方法です。契約の時に完成保証という保険に入るのも方法です。住宅会社が倒産しても、そのあとを引き受けて工事・完成・引き渡しまで保険会社が面倒を見てくれます。増築しようというとき、改修の時、構造がどうなっているかを図面で確認できることも大事です。図面を手に入れておくことも大事です。

[speech_bubble type="fb-flat" subtype="L1" icon="i.png" name="Aさん"]わかりました![/speech_bubble]

問題6 住宅の維持コストを減らせ

住宅は外壁塗装や屋根の修理、ボイラー交換など、家を建てた後にも維持費が必要です。住宅設備は建物本体より早く寿命がきます。一つはマンション購入者のように、修繕積立金を自分で蓄えることも良いでしょう。寿命の長い建材を選ぶ、断熱、気密、耐震性能など住宅の基本性能を高く、しっかりした家を建てるとその後、多額な出費が必要になる機会は減ります。そして建物の老朽化が進む前に、こまめにメンテナンスし、早めに修理することも出費を抑えるコツです。

問題7 街が変わってしまう!

家は変わらなくても周囲が変わってしまうことがあります。急に宅地化が進む、過疎化が進んで寂れる、中には買い物や通学などに支障が出るケースもあるでしょう。この先、街がどのように変わっていくのかをいろんな人に聞いてみましょう。地域密着の「まちの不動産やさん」が一番詳しいかもしれません。家を建てる際に引っ越しを伴う人は、土地勘が薄い人もいるでしょう。しっかりとした情報収集は欠かせません。なお、近隣のおつきあい、例えば町内会活動の濃さなども、家を建ててから知る可能性が多い部分で、結構その点で悩む人もいます。この点を踏まえて、なかには近所の賃貸住宅に住んだり、中古住宅を買って済んで、しばらく暮らしてから家を建てる人もいます。

この1~7までの問題は、住宅づくりサイト「札幌良い住宅」に詳しく書いています。
http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20090512135016.html

最後の8つめ 住宅ローンに苦しまないように

ファイナンシャルプランナーさんの元に、住宅ローン相談にこられる方の大多数は、住宅購入後数年経過して、破たん寸前になってからのご相談だそうです。本人は破たん寸前だと意識されていない場合もあります。アパートの家賃と住宅ローンの月の支払額はほとんど同じ、という宣伝文句は要注意です。人生で最高額のお買い物は「住宅」。では2番目は何でしょうか。教育費?保険料?いいえ住宅ローンの利息です。こうした点をファイナンシャルプランナーの川部紀子さんが話してくれました。
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ぜひ一読お願いします。住宅ローンに苦しむ前に相談を 

[speech_bubble type="fb-flat" subtype="L1" icon="i.png" name="Aさん"]8つの問題点。家族ともしっかり話して後悔のない家作りをしたいですね。[/speech_bubble]





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