丸三ホクシン建設(札幌・石狩)を強くおすすめする理由
2025/05/17
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まず最初に紹介したいのは、なんといっても札幌・石狩の丸三ホクシン建設です。
このブログ連載は、 18年間住宅編集者・ライターをやってきた私が2025年春、会社を退職し、 住宅会社選びで悩まれている方に向けて、住宅業界やスポンサーなどへの忖度をせず、 ノースポンサーで勝手に書いています。
初めて丸三ホクシン建設さんと出会ったのは2008年ころでした。首藤社長は、大工さん出身ですが、物腰も、目線もとてもやわらかい人で、住宅業界の課題などを丁寧に教えてくれる方でした。当時から大工さんを育てることに真剣に向き合っていました。
オーダーのキッチンや無垢の床材、大工さんが作る洗面台、板張りの外壁などが醸し出すやわらかい住み心地は、既製品を多用する大手ハウスメーカーやホームビルダーの家づくりとは一線を画していました。
また、首藤社長自ら大工さんを訓練校で指導して、未来の大工さんを育てる活動もされていました。
この会社の一番素晴らしいところは、腕の良い大工さんが揃っていることだと思います。多くの工務店、ハウスメーカーは大工を雇用せず、育成せず、必要な時だけ外注の大工さんを手配するスタイルを採用しています。通年の社員雇用はコストがかかりますし、先輩大工さんたちも稼ぐためには新人を教えている暇はないからです。
ところが丸三ホクシン建設さんは、若い大工さんを雇い、一人ひとり、丁寧に育てていて、それを住まいのクオリティアップにつなげていました。大工さんも少しずつ増え2024年ころには14人くらいの大工さんがいます。社内で大工さん同士が技術を高めあい、ホクシン建設の家はどの家も水準以上の品質を確保できます。現場ごとに外注大工さんを手配する他の住宅会社スタイルだと、施工管理者や棟梁が見ていないところで、施工レベルに不備があるかもしれないという心配がありますが、ホクシンさんはその点大丈夫。しかも若い人も多く、ホクシンさんの未来は、大工さんが担っていると感じます。
そこで、丸三ホクシン建設さんのホームページ作りは「自慢の大工」という頁から 真っ先に制作させていただきました。
https://www.hokushin-k.jp/staff/
大工さんは、通常、宣伝やブログ投稿などで、前に出るというより、目の前の現場を一つひとつ、丁寧に取り組んでいく人たちです。あまりインタビューなどを受ける経験もなかったと思いますが、大工さんになった経緯、どのように技術を磨いていったか、どんな家を建てたいか、大工としての誇り、家を建てる方へのアドバイスなど、皆さん真摯に答えてくれて、なおかつ優しい人ばかりです。私が住宅会社のホームページを作る際、できるなら大工さんへのインタビューもしたいと考えるようになったのは、ホクシン建設の大工さんとの出会いがあったからです。
ザ・職人感もありつつ実は優しい岡田棟梁、職場内のムードメーカーで良い兄貴で管理職に昇格した小林さん、人望が厚く仕事もできる膳亀さんをはじめ、ほんとに有能な人材がそろっています。新しく入社した大工さんが入る度に、インタビューをさせていただいて、ほんとに人材が増えているのを毎年実感していました。
ちなみに、ホクシンさんは2020年ころまで、ネットや雑誌などの宣伝広告などはほとんどやっていないと思います。宣伝はほとんど行わず、口コミやホームページでの事例紹介など、ごくごく控えめな情報発信だけ、それでも、技術とデザイン力を高め、少しずつ事業を拡大していきました。
思い出深いのは
大きな窓から光が降り注ぐ、開放感いっぱいの家
https://www.hokushin-k.jp/works/works-274.html
土間、吹き抜け、大きな窓、室内扉を最小限に減らした開放的な空間や、建て主さんと丁寧な打合せを重ねた家づくりで、奥さまが本当に家づくりを喜んでおられたのが印象的でした。
家の前からすぐ登山!自然大好きな札幌市西区のご夫婦のシックな住宅
https://www.hokushin-k.jp/works/works-271.html
この家も素晴らしかった。もともと家を建てるつもりがなかった夫婦が、知人に紹介されてみたホクシン建設の施工例社員をみて、年月を経るほどに魅力が増す家を建てたくなったという経緯。
登山やアウトドアが大好きな奥さまと、北海道の自然に惹かれたご主人が、札幌でありながら山が近い場所に建てたこの家。キッチンの背面のレンガ、山を眺められる書斎、カヌーや登山道具を収納するガレージ、昔の小学校をイメージしたという朱色の外観など。
こんなに、建て主が思い描くライフスタイルにあう家を表現できるのか・・・
仕事で取材にいった私が、その家に魅せられて・・・家づくりの取材が大好きになったきっかけとなる家でもありました。ほかにも素敵な家はたくさんあって、しかも近年、設計の兼田さんのセンスなのか、デザイン、意匠性がどんどん上がっているような気がします。
興味ある方はぜひhttps://www.hokushin-k.jp/works/
参照いただければと思います。
もう一つ、大事な思い出があります。
創業社長の首藤喜四男氏と奥さまへのインタビューです。
https://www.hokushin-k.jp/history/
インタビューさせていただいた当時、創業社長はもう引退されておりましたが、丸三ホクシン建設という未来ある工務店のルーツは、お話を伺えるうちに、なんとしてもお聞きしたいと首藤社長にご相談し、インタビューさせていただきました。
戦時中は美深で勤労奉仕し、林業者から大工に。
農家住宅の建設が始まると近隣の方々が手伝いや炊き出しなどをして応援してくれたという話は「家が建つ」ということが地域の人にとっても、地域の発展につながるうれしいこととして歓迎される時代(今では騒音などの苦情を心配しなければならない時代ですが)だったというのも印象深かった。なにより創業社長の「建てた家は一生面倒を見る」という地場工務店としての気概、責任感は、これぞ工務店、と感じるお話でした。余談ですが奥さまの智恵子さんは、いつもホクシンさんの事務所にお邪魔すると優しく迎えてくれて、いつも家庭菜園の話などもしてくれたとてもやさしい人でした。
農業体験・料理教室の援助も
これまた余談ですが、ホクシンさんは、私たち市民グループ「るるる♪キッチンガーデンくらぶ」を立ち上げるとき「午前中は農業体験、午後は料理教室をやるのでスポンサーになってほしい」と相談したところ、工務店さんとしては何のメリットもなかったかと思いますが、快く賛同していただき、ビニールハウス建設時にはトラックを貸してくれたり、田んぼやコミセンで料理教室をやるときは、首藤社長や森川さん、奥村さんなどが休日なのにわざわざ運営を手伝ってくれたり。何かとても心が温かい人たちです。たぶん、自然、暮らし、環境、食なども、住宅建設と同じように大切にされていて、たとえ忙しい時でも、そういう活動を大切にされる方々なんだと思います。
最近は、ホクシンの森で里山散策ツアーも行い、木造住宅のルーツである森への思いを建て主さんと共有するような活動もされています。https://www.youtube.com/@hokushin-k
また首藤社長は、住宅の断熱気密・省エネ性能を向上させる北海道shs会の会長や、大工さんの育成などに取り組む北海道ビルダーズ協会の大工委員会委員長をされたり、その人望と熱意は、丸三ホクシン建設の枠を超え、北海道の住宅業界の未来のためにも頑張っています。おそらく世代交代も進んで、3代目社長が次のホクシン建設を伸ばしていくんだと思います。
退職の挨拶をさせていただいたとき、首藤社長から「ホクシン建設が成長できたのはホームページや取材をしてくれた栗原くんのおかげだった」と言っていただいたのがとてもうれしかったです。
なんか書いていて、もうホクシンさんたちにお会いする機会もないかもしれないと思うと少し寂しくなってきました・・・
皆さん、丸三ホクシン建設はとてもあたたかい、素敵な工務店ですよ。札幌近郊に家を建てる方で、自然素材系が好きで、丁寧な注文住宅が良くて、断熱気密や大工さんの腕も、造作も大事だと思う方なら、ホクシンさんのモデルハウスを一度見て、スタッフの方とお話をしてみると、良い出会いになるかもしれませんよ。
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