エビと水草の残留農薬

      2018/01/18

熱帯魚水槽にエビを飼っている場合。家の人が「蚊取り線香」「殺虫剤」「タバコ」などを使うと、人間や犬猫は平気でもエビは死んでしまう場合があります。

同じく、スーパーで買ってきた「ホウレンソウ」を茹でてエビに与えると全滅したりします。残留農薬です。狂ったように泳いだり、逆に動かなくなったりします。人間とエビは体重も種も違い、特にエビはそういうものに弱い。残留農薬で一度弱ると体調は2度と回復しません。突然全滅したりします。

水草水槽にはコケが生える⇒美観が損なわれる⇒コケを食べてくれるエビを入れる⇒エビは残留農薬に弱い⇒エビ全滅。という悪いパターンがあるのです。

なので、熱帯魚屋で「エビ」と「水草」を買うと、親切な店ならある重大な点を教えてくれます。「その水草に残留農薬のリスクがあるか」です。水草育成業者は、貝とか病気とかを防ぐために農薬を使います。それを熱帯魚店が買って、客が自宅の水槽に入れれば、メダカとかエビが死んだりするわけです。水草を何回か水洗いした程度ではダメで、一週間以上、農薬の種類によっては1カ月、別の水槽で隔離しないと農薬が抜けないケースもあります。

ちなみにネットみると、ホームセンターの店員に「うちのは農薬使っていないので大丈夫ですよ」と言われて入れたら1日でエビ全滅したという話や、

アナカリスを1ヶ月バケツに入れて毒抜きできたと思ってエビ入れたら即死とかもあった

みたいなコメントもありました。大抵の水草は、農薬使って育てていて、エビ水槽には使えないと思った方がよさそう。

アイランドやまがみの店員さんは「エビの水槽に入れるなら、今店内にあるカボンバはダメ、アナカリスなら良いよ」と教えてくれました。
このカボンバは一束200円もしないし、いかにもエビが隠れやすそうで、育てるのも簡単。おなじみの金魚草。二酸化炭素添付せずとも、光量少なめでも育つので買いたくなったわけですが、店員さんに止められてやめました。危うく買ってエビ水槽に入れていたらと思うとぞっとします。

アナカリスも、金魚草と呼ばれ、育てるのが簡単で丈夫、エビの隠れ家的にも良いし安い。ということで。アナカリスの方は、大丈夫だと言われたので2束買いました。水草販売用の水槽に入っていたアナカリスでは無く、エビが入っている水槽の中で売っていたので、安心でした。無農薬栽培の水草なのか、数日経っているから農薬抜けているのかは聞きそびれましたが。アナカリスは本州では普通に川にあるらしく(実はアルゼンチン原産の外来ですが、もう徹底的に浸透している)、成長も早いので、無農薬で出荷できるのかなと思いますが、品種で農薬のあるなしを予想してもダメです。実際に農薬を使っているか確認しないと。

「ウィローモスについても保証できません」とのことでした。ただ、こっちは購入しました。私の勝手な判断ですが、残留農薬入りの水草でも、いったん別水槽で育て、何週間も経ったり、元々の株ではなく、ランナーとかで増えて新たに育った水草なら、残留農薬の心配はいらないだろうと思うからです。ウィローモスは1センチとか細かく刻んで、流木に縛って、そこから何週間か別水槽で育てます。すると、元のウィローモスより何倍も、そこから伸びたウィローモスになっている。それならエビ水槽に入れても大丈夫だろうと思うわけです」

今日、買ってきたばかりなので、近日、エビが無事か、レポートします。では

ps ある意味、人間は、エビから見たら、少々の化学物質を食らっても平気な顔をしているワイルドな生き物ですな。ファブリーズを家に散布しまくったり、タバコ吸ったり、農薬散布したものを食べたりしてもケロっとしている。エビとは許容範囲というか生命力が全然違う。

栗原
北海道・札幌の編集者・ライター栗原です。紙やwebなど様々な媒体で取材・撮影・記事を制作しています。栗原のプロフィール facebook  twitter  mail  札幌良い住宅jp

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