講演・説明会などで講師のおじさんが「考えてございます」など「ございます」を連発するのはなぜ?

   

ございます、が多い?

『こちらが弊社の提案になってございます』

『このように考えてございます』

セミナーの講師とかが、日常会話では絶対に使わないであろう言葉遣いを連発するのを聞いたことありますか?過剰敬語というやつです。

私はとにかく、全ての発言の語尾に『ございます』をつけないと気が済まない人の講演が、どうにも辛いです。

あるサイトには、ビジネスで上手に敬語を使いこなそうとする意識が強いあまり、『雪だるま式の過剰敬語』が生まれる、と書かれていました。

しかし私はもはや、語尾に無理矢理でも『ございます』をつけるのはおじさんたちの流行なのではないかと疑っています。そんな過剰敬語が周囲に溢れていたら自分にも伝染してしまうのもわからんでもない。

ただし、私も『拝見させていただきます』といった謙譲語の二重敬語は使ったことがあるかも。正しくは『拝見します』です。スキッとしている。

追伸 ございますの誤用

https://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-108233
のブログには「ございますの誤用」と題して、

考えてございます。思ってございます。と、ございますをまちがえて遣うヘン丁寧な語尾を使う人が、公務員に多いです。県庁の各種会議で担当の人が説明するようなシーンでは、10秒に一回は連発で出ます。

役所方言みたいだけど、とりあえず丁寧そうに話したいけど分かりやすく話したくないときに便利みたい(地元説明会とか)。しかしそういうパターン語にからめとられた言葉というのは人に伝わらないものなのですね。真剣に人に論を問うて納得してもらおうという態度の人なら使わない語尾でしょう。ございますだけが耳に残りました。
「させていただく」語も厭ですねえ。

と書かれていました。一方で、

昔の小説には頻繁に出てきた?

nhk放送文学研究所のサイト
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/145.html
には

昔から小説などで、
・「あちらの方に煖炉(だんろ)が焚いてございます。」(森鴎外「鼠坂」1912年)
・「お塩で味がつけてございます。」(島崎藤村「夜明け前」1936年)
・「卵は半熟が用意してございます。」(坂口安吾「本因坊・呉清源十番碁観戦記」1948年)
と使われていると書かれていました。

元々あった使い方だけど、それが急に今の30代~50代のビジネスシーンで、丁寧すぎる感じの復活を見せていて、で、それに気づいて違和感を感じる人もまた増えていると。

ただし時代によって言葉は変わるので・・・みたいな〆になっておりました。

私の結論でございます

結局、使って正解かダメかわからないけど、
なるべく気にしないのが幸せで、
自分としては使わないでおこう、と考えてございます。

 - 小ネタ, ライター・編集・ブロガー