苦境にあえぐ雑誌。

   

小学8年生買った。うちの子、まだ『めばえ』とか本棚から出してみたりするんで、こういうの好きなんだと思う。

小学館は、
小学一年生、
小学二年生、
小学三年生、
小学四年生、
小学五年生、
小学六年生、
と各学年別の雑誌を発行していたけど、どんどん廃刊し今は小学1年生と、そしてこの1年~6年までの共通というていで小学8年生を発行しているらしいです。

ところで、、、音楽、スポーツ、園芸、ペット、旅行、ファッション、車などの雑誌の値段が、安いのは680円くらい、中心は960円、案外多いのは1500円くらいで、昔に比べて高くなった気がします。

生き残っている雑誌を見回すと、
写真が良くて所有したい系か、
情報多くまとまっている系か、
俳句やクロスワードパズル、鉄道、飛行機などニッチで固定客いる系か、
付録がメイン系か、
声優やアイドルのインタビュー系、
パチンコ、節約などのノウハウ系か、
ネット見ない世代向けの長生き若返りなどが目立ちます。

雑誌編集部数名がなんとかかんとか必死に作っている雑誌より、ネット上で、その分野にどハマリしている一般の人のブログとか、snsのグループとかの方が、集合知&実践的&遠慮なしの本音&自分も発信しコミュニケーションできて、よっぽど濃かったりするから、そこで満たされるケース多いと思う。半端な雑誌は生き残るの容易ではなさそう。

当社も10年くらいまえに住宅雑誌を廃刊しています。
全盛期の頃は広告出稿も多かったので、編集的にもどんどん頁数を増やし、充実した雑誌編集ができましたが、

広告出稿が減ると頁も薄くなる。
薄くなると読み応えが減る。
読み応えが減ると読者が減る。
読者が減ると、広告効果が減る。
広告効果が減ると広告が減る。
広告が減ると頁がさらに薄くなる。
社員も減る。制作費も減るから中味も弱る。
悪循環です。

でも、数千部から数万部の雑誌で、
200頁くらいを刷ると印刷費は100万円近く、
デザイン費などもそれくらい、
そして取材撮影営業編集の費用はもっともっと掛かっている。
固定費はそう削れないわけです。
なので、広告出稿を渋るクライアントに何とかお願いする、

という流れになって、編集側も、クライアント側も、読者側も皆が幸せから遠ざかります。

その悪循環から抜け出すために思い切って住宅雑誌を廃刊し「札幌良い住宅jp」というwebサイトを立ち上げ、
情報は全てネットで、無料で見て貰えるようにしました。

印刷費はかからない。
伝えたい人に情報がネットで届く。
どのくらいの人に届いたかわかる。
読者から住宅会社に問い合わせが行く。
住宅会社にとっても読者である家を建てたい人にとっても、当社にとっても幸せな循環になりました。

雑誌媒体を長年運営してきたりすると、編集スタッフ側に、雑誌を守ることが目的だったかのような錯覚が芽生えます。

でも本当は雑誌を出すことが目的だったわけじゃないはず。

良い工務店を、家を建てたい人にマッチングさせる。

その結果幸せな家づくりができて、喜ばれながら当社のような会社が必要とされる状態。

それを目指したハズだったので。

そんなこんなで当社は雑誌をやめweb事業中心になってきました。

iezoom(いえズーム)は北海道中心の住宅会社探しポータルサイトです。

よろしくお願いします。

あ「北海道住宅新聞」も引き続き発行しています。

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