中川潤一郎「ウェブでメシを食うということ」は、40代・編集系の人には特にオススメ

   

私は43歳。小学生時代はファミコン、中高生頃一部の家庭にpcが入り、就職先にはpcはあるものの、先輩社員たちはワープロ愛用。20代の頃は自社サイトを立ち上げる会社が出始めて・・・

そんななか、私は20代30代は紙媒体で飯を食い、30代後半から徐々にネットでも飯を食う感じになりました。この中川潤一郎さんは私と同じく43歳。有名ブロガーや各種webサービスがグイグイきている中で、サイバーエージェントなどいろんな企業に依頼されてネットニュースサイトを立ち上げてきた、本人いわく「IT小作農」。

とにかく膨大なpvを稼ぎ、クレームとストレスとアルコールと激務と身内の悲劇と同時代の著名人との絡みといった体験をしてきたweb第一世代の先頭を走っているような人です。この本はwebコンテンツ業界?の真ん中にいた中川さんの体験が主です。

活躍ぶりやボロボロぶりを思いっきり書いているので、読んでいる最中、別の人生を体験したような気分になりました。それだけで読んだ甲斐がありました。

また、時代のニーズにいち早く突っ込んで仕事をする人と、私のように常に少し間を置いてから関わる腰の重いタイプとでは全然違う人生になるんだなということも感じました。

あ、それとどうやってウケるコンテンツを作っていくのか、ノウハウというより書き手を集めたりネタ会議でどんな話をしているのかという段取りみたいなことが面白かった。
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