札幌近郊のブルーベリー観光農園を8軒訪問レポート

      2020/06/30

札幌周辺で楽しめる、果物狩り観光農園は、イチゴ、さくらんぼ、リンゴ、ナシ、ハスカップ、ぶどう、ブルーベリーなどもあります。

その中で、ブルーベリー狩りの魅力は

1 7月中旬から8月中旬という夏休み時期がシーズンである

2 ブルーベリーは鮮度落ちが激しく、スーパーなどでなかなか買えない(高い)

3 摘み取りで生食すると、お店で買うのとは格段に違う美味しさがある

4 木の背丈が低いのと低い位置にも実がなるのと、実が小さいので、幼稚園児でも自分で収穫できる

5 果樹の中では無農薬栽培が比較的やりやすいので、摘み取り体験自体が健康的に過ごせる

6 持ち帰って友人に配っても喜ばれる。ジャムにしたり、冷凍してヨーグルトと合わせてジュースにして飲むと美味しい。

などの良さがあります。

ということで、この記事は札幌周辺のブルーベリー観光農園を見つけて訪問するのにお役に立つかなと思っております。

なお、私の実家は、1993年からブルーベリー観光農園を余市町でやっています。

ブルーベリーの丘くりはら

私と母が、2日かかりで同業者(札幌圏のブルーベリー農家さん)に表敬訪問した際の体験談をまとめ2008年に掲載したものです。以来多くの方に見て頂いたこの投稿ですが、旧サイト閉鎖に合わせて、こちらのブログに引っ越しました。情報としては古いので、実際に各ブルーベリー農園を訪問、予約などされる場合は、各農園に個別にご確認お願いします。

この記事掲載にあたって

1 長沼町 仲野フルーツパーク
2 長沼町 ブルーベリーランド
3 札幌市 ブルーベリーさっぽろ
4 長沼町 麻田農園
5 仁木町 ブルーベリーヒル新藤
6 仁木町 ベリーベリーファーム上田
7 仁木町 山田農園
8 余市町 ブルーベリーの丘くりはら

を訪問しました。

札幌近郊のブルーベリー農園その1 長沼町 仲野フルーツパーク!

記念すべき第1弾は超大物!尊敬する先駆者!長沼町の仲野フルーツパークです。畑の視察を快く了解いただき園主には1時間近く、さまざまな経験談をうかがうことができました。まずはじめに園主が書かれたあいさつ文を参照ください。この一文だけで新参者のわたしなんざ「参りました」って感じです。

祖父母が京都府綾部市より北海道に移住して百年。
徒手空拳で今の深川市に入植し幾多の苦労を経て今日の果樹園の基礎を父母達とともに築いてくれました。石狩平野で勤労学徒として過ごした多感な青春時代。札幌の郊外で地
平線に沈む夕日を見て、こんなところで果樹園を持ちたいと思いが募り953年フルーツ王国カリフォルニアで1年の研修を終えたのち1965年ここ長沼町に農地を求めることが出来ました。

それから10年間、深川市から長沼町までの100km通勤農業が始まり、1974年長沼町に移住。いつしか30年の歳月が過ぎ園主も齢80歳。2004年長女夫妻がよき後継者となり、協力して頑張っています。一筋に果物作りにロマンを追い求めた男の果樹園で、ゆっくり香り漂う中でお過ごしいただけたら何よりです。

どうですか!!!重みが違います。

写真1は園主です。いちご・さくらんぼ・はすかっぷ・ブルーベリー・ハウスぶどうを超広大な敷地で育てています。手前に置いてあるのは彼が77歳で開始したパソコン、そして80歳から開始したブログをアルバム5冊に編集したものです。この内容がまた素晴らしい!この内容はブログを見てください!スイスなど海外の経験談や畑の四季、栽培のノウハウや農園経営のことなど。すごいです。
http://ttm1212.exblog.jp/

「畑をあるくのが一番好き。一番健康にも良いし」とおっしゃる仲野さん。これまで30名近い海外からの農業研修生も受け入れてきました。穏やかでやさしい人柄、そして農産物への限りない愛情が農園の繁盛を支えているのだとよくわかりました。

最近はなかなか体調がすぐれないとのことでしたが、それでも畑で仕事をされています。うーーん。
ちなみに長沼町でランチといえば「ファームレストラン ハーベスト」に行かれる方も多いと思いますが、ここも仲野さんのご家族が運営されているようです。これもすごい繁盛ぶりですよね。

>写真2と3はブルーベリーの様子です。すごい広さです。本数は不明です。20年以上の木は樹高2メートルを超えます。年季の入った品種だと小ぶりのものも多いのですが、園主は80歳を超えているにもかかわらず
「もっとしっかり管理したい。新しい品種で粒の大きい国産品種を導入したい」
などと、60代の母、30代の私が恐縮してしまうほど前向きな姿勢です。

写真4はしらかばの路です。仲野フルーツパークの中にあるんですよ!\(~o~)/

写真5はブルーベリーを一番食べている?ひよどりです。立派な樹はひよどりにとっても格好の食事場なわけです。もうみているそばからハパクパクパクパク・・・・。おいしそうなブルーベリーを狙って食べています。困ったもんです。

はぁーーーーすごい。(*^_^*)

ルーベリーの丘くりはらが歩いてきた道は、仲野さんがとっくに数十年前に通過してきた道なんじゃないかと思ってしまいました。今年はもうお盆明けには閉園
するようですが、来年でもブルーベリーの丘だけでなく、こちらにもぜひ行かれることをおすすめして、北海道ブルーベリー園探訪 第1弾を終わります。

札幌近郊のブルーベリー園探訪第2弾は長沼町 ブルーベリーランドです


北海道のブルーベリー農場探訪の旅、第2弾は長沼町のブルーベリーランドです。

ご主人が神奈川県、奥さまが宝塚市ご出身で、震災の年1995年に北海道に移住されブルーベリー農園をスタートしたというチャレンジャーな御家族です。仲野さんの協力もあって長沼でブルーベリー園を開始されたようです。

ブログにはかわいいワンちゃん、そして北海道の冬の生活など、ブルーベリー以外の情報も満載です。

若いご夫婦が、口コミを中心に実の注文を受けたり、摘み取り園のお客様に支えられて頑張っています。ちょっと味見させていただいたブルーベリーはとっても甘くてすっきりした味でした。
まだまだ樹は成長途中。これから収穫量がどんどん増えると思います。
とっても応援したくなるブルーベリー園です。

ブルーベリー園探訪北海道!第3弾は札幌市のブルーベリーさっぽろ!

第3弾は札幌市東区中沼町にある株式会社ブルーベリーさっぽろ の高岡功社長です。08年8月13日の北海道新聞に紹介記事が掲載されていましたのでまず紹介します。

建築設備会社の技術者だった男性が、定年後に新規就農して札幌市東区中沼町に開いたブルーベリーの果樹園を今月から観光農園として一般客に開放している。

札幌市北区の高岡功さん(63)。10年前、静岡県のブルーベリー農家の特集番組をテレビで見て、定年後の仕事にブルーベリーを思いたった。

本やインターネットで栽培法を学び、2003年に石狩市生振に土地を借り、苗木の育成を始めた。06年7月に退職し新規就農者向けの研修に入り、昨年7月に独立した。

札幌市の特定法人貸付事業の制度を利用して、東区中沼町に80アールの農地を借り、石狩で育てていたブルーベリーを移植するなどして、現在2200本を栽培する。「将来は10000本まで増やしたい」と意気込む。

完全無農薬、有機肥料で育てた果実は、直径1・5~2センチほどの大粒。おもに市内の大手菓子メーカーに出荷している。

観光農園の入園料は中学生以上800円、小学生400円、幼児無料。持ち帰り分は100グラム200円。9月上旬まで楽しめる。一日の来園者数に制限があるため、予約が必要。希望者は前日までに高岡さん。電話090・7641・6366へ。

実は高岡さんがブルーベリーを始める最初のころ、ホーマックの園芸売り場でパートをしていた母のところに、高岡さんが来店。ブルーベリーの育て方について話をし、さらに母を迎えにいった父も交え、一緒にブルーベリー園をやらないか、と高岡さんから栗原夫婦はお誘いを受けた経緯がありました。すでに余市町にブルーベリーを植えてしまっていたので実現はしませんでしたが、以来高岡さんは勉強と準備、実践を重ね、独自の実行力とチャレンジ精神、交渉力で、結局札幌でブルーベリー農園をオープンさせることに成功したのです。

札幌市農政部さんの尽力もあって見事なブルーベリー農園になりました。私のような未熟者がいうのもなんですが、灌水設備の充実、強酸性を好むブルーベリーの木に適した泥炭地を選んだこと、有機質マルチをしっかり施していること、苗木づくりを熱心に続けていること、そしてなによりもブルーベリーの木が健康的に育っていて実が大きいことなど素晴らしいポイントがたくさんあります。農家出身ではないことで、固定概念や余計な知識がなく、良いといわれている基本事項に対して素直に導入してきた結果が、すばらしいブルーベリーを育てることに
成功した要因だと思います。

いろいろな意味で称賛に値するブルーベリー農園です。


写真1は札幌市の特定法人貸付事業の制度を利用していることを示す

写真2は育成中の苗

写真3は有機質マルチをしっかり盛っている、灌水のパイプを敷設していることなど、よく勉強してなおかつ建築設備関係という前職の技を生かしていることがわかる写真


写真4は右が高岡さん。左が母。高岡さんは率直・積極的・意欲的・明るく裏表のない人柄のようです。観光農園ですから、園主の人柄も園の魅力。奥様もとても感じの良い方です。札幌に住んでおられる方、ブルーベリーさっぽろにぜひ行ってみてください。

ホームページはこちら http://blueberry-sapporo.com/ 
完全予約制です。090・7641・6366に電話していろいろ聞いてみてください。

札幌近郊のブルーベリー観光農園訪問 第4弾は長沼町 麻田農園!

元北海道副知事がブルーベリー農園をやっておられると以前から伺っておりましたが、酪農学園理事長、コープさっぽろの議長でしたか?にも就任されてますます忙しいのでしょう、と思いつつ訪問してみました。でも残念ながらお休みで誰もいらっしゃいませんでした。代わりに麻田氏が北大?で講演されている文章がありましたので、出だしの部分だけご紹介します。

はじめに
 

この4月に、札幌から車で1時間、千歳空港からは40分ほどのところにある長沼町に移り住んだ。10年前からこの日のために、ブルーベリーやアロニア
(チョークベリーともいう)、シーベリー、ブラックベリー、ラズベリーなど、いろいろな北方系ベリーを植え準備をしてきた。やっと、念願だった農園経営が
本職となり、晴耕雨読の生活が始まった。この農園では、ベリーの摘み取りや土とのふれあいが出来る場を提供し、この農作業体験を通して人を育てることや農
業・農村を維持することがこれからの社会の安定に欠かせないということを少しでも広めて行けたならと考えている。

 
また、これは大きな夢であるが、10年かかるか、20年かかるかわからないが、植えた木が大きくなり収穫量が増大したなら、道内の菓子メーカーと提携し、
生産したベリーで北海道を代表するようなお菓子をつくりたい。国内外からの観光客から喜ばれる北海道土産品のナンバー1にしたいことである。そのために
は、2ヘクタール余りのわが農園だけでは原料が足りないので、団塊の世代の人たちが、私のようなベリー農園経営に挑戦してくれたなら、私の夢も実現するだ
ろうと考えている。

 
北海道副知事を任期半ばで退任し農業を始めたことに対し、驚きの眼で見る人もいるが、多くの人が、新しい挑戦に最大限の賛意を寄せてくれるのはうれしいこ
とである。退任し農業を始めるに当たり、32年間の道庁勤務などを振り返り、これからのベリー園経営を考えると、今までは北大並びに同窓生に随分とお世話
になったし、これからもさらに関係が深くなるものと感じられる。私が残りの人生で農業に挑戦する気になったのは北大でフロンティア精神を培ったからであ
る。北大同窓生であることをありがたく、心から感謝している。

写真1はブルーベリー畑を入口から覗いた様子です

北海道の観光農園訪問 第5弾は仁木町 師匠!ブルーベリーヒル新藤さん

北海道のブルーベリー農園行脚の旅。

初日は
札幌のブルーベリー札幌さんの新型ブルーベリー経営に感激!
長沼町の仲野フルーツパークで歴史の重み、園主の果樹栽培への深い情熱にしびれ、
同じく長沼町のブルーベリーランドさんでは若い移住者夫婦の頑張りに心強い気持ちになりました。
いよいよ2日目は本丸!すべてはここから始まった!余市町のおとなり仁木町に足を踏み入れました。

1件目はブルーベリーヒル新藤(新藤農園)さんです。
場所は北海道余市郡仁木町東町11丁目36番地です。

実は新藤勲さんは私どもブルーベリーの丘くりはらにとって「師匠」と呼ばせてもらいたい存在です。私たちが新規就農のときにブルーベリー園を快く見せていただき、さまざまなアドバイスを送ってくれたのです。実はこういうことは大変ありがたいことなんです。
当時(15年前)すでに背丈以上に育った立派なブルーベリーの樹を見て感激したのはもちろんですが、脱サラして新規就農するなんて言い出してやってくる馬の
骨ともわからん奴に対して、ご自身が苦労に苦労を重ねて築きあげてきたノウハウや成果を教えるというのは、農業の現場に限らず、たとえば企業でもなかなか
できることではありません。商売仇になるかもしれない相手に対し惜しげもなく話してくれるというのは尋常ではありません。今日もブルーベリー農園が成り立
つための様々なアドバイスをしてくださったり、どの農園に行ってみるべきかというアドバイスまでいただきました。

ブルーベリーを摘み取りに来られる方にとっては関係のない話かもしれませんが、園主の人格の素晴らしさも含めてブルーベリー狩りの農園を選びたい、という方がいらっしゃるのでしたら新藤農園さんに行ってください。

新藤農園さんは北海道農業指導士として新規就農者へのアドバイスをはじめ、北海道果樹協会副会長、仁木町特産ブルーベリー研究会理事として、地元の生産者の皆さんとも協力し合ってブルーベリーの品種研究など様々な役割を担っております。

さてブルーベリー園ですが、

写真1は1000本以上のブルーベリーの木が大きく育って、畑全体をもはや見渡せないほどに育っていることがわかる写真です。

写真2はあと3日で閉園というのにまだまだ実があることがわかる写真です。

写真3は自分の目線で撮影したものです。よくわからないかもしれませんが、幹の太さがすごいです。これが20年以上しっかり育てたブルーベリーの雄姿です。

写真4は実の様子です。すでにたくさん収穫しているにもかかわらずまだまだあります。

写真5はブルーベリー園の入口の看板です。
新藤農園さんには休日には150人以上の摘み取り客がやってきます。しかも果物狩りのツアーで観光バスもやってきます。しかも、夫婦、そしてスタッフの方々
も含めてせっせと収穫し、菓子店などや農協などに出荷しています。むしろメインは出荷のようです。生産性・収益性の話、品種選びの話など様々なお話を伺っ
たのですが、ノウハウですからブログでじゃんじゃん公開するのは良くないと思いますので書きません。収穫量の多さはこれまで見たどの農園よりも多いでしょ
う。現在、北海道NO1ブルーベリー農園だと思います。
http://www5.ocn.ne.jp/~b-berry/
ホームページは意外とそっけないんですけど・・・・。(*^_^*)

はー素晴らしい\(~o~)/

ルーベリーの丘くりはらの大師匠、恩人にお会いできて実はこのブルーベリー探訪北海道の旅を終えてもいいような気がしたような、むしろフィナーレでいいよ
うな気もするのですが、新藤さんから紹介されたブルーベリー園にも行ってみようと思います。次はお隣のベリーベリーファーム上田さんです。ここもすごかっ
た(*^_^*)

札幌近郊のブルーベリー狩り体験 第6弾は仁木町 ベリーベリーファーム上田さん

同業者への表敬訪問と交流、情報交換。そして全国のブルーベリー農園を行脚してポータルサイトを作ろう→北海道のブルーベリーファンをもっともっと増やそう!という趣旨で始まったブルーベリー園探訪北海道の第6弾は仁木町のベリーベリーファーム上田さんです。


直売所でまず、うわさのベリーベリーパフェを注文しました(写真1)すごいです。ソフトクリーム部分はあすなろファーミングの牛乳を使っていますし、9種類
だったかな?のベリーが入っているので色鮮やか味もいろいろ、食感も違う!これは楽しいです。文句なく楽しいです。もちろんここのベリーベリーファーム上
田さん(農業生産法人有限会社自然農園)さんで作っているベリーが入っています。めっちゃおいしいです。

オーナーの上田英貴さんは東京で手作りハンバーグのお店を40店舗展開されている方で、北海道が好きで、新藤さんに弟子入りしてブルーベリー栽培を学び、仁木町で2000年に就農された方です。


上田さんに案内されブルーベリー畑に到着。7000本です。衝撃的でした。ななせんぼんって何?って思いましたよ。写真2はそのほんの一部を撮影したもので
すが、とってもではありませんがこの高さからでは全貌はわかりませんし、少し離れた山の方にはベリー類をジャムやジュースなど様々な加工食品にする工場、
そしてそこにも農場があるのです。なんつー大規模なんでしょう。ブルーベリーは大粒の品種を多く生産していました。今年は若干凍害に見舞われたのですが、
思い切って選定し来年の収穫に期待する戦略です。なお、栽培法は師匠であるブルーベリーヒル新藤さんの教えに従う方針で頑張っておられます。


写真3はシーベリーです。シーベリーは道が特産品化を推進している果樹で、これまたなんと5000本を植えています。ちょっと食べさせていただきましたが
酸っぱいことは酸っぱいのですが、おいしいと感じました。これは展望のあるベリーではないでしょうか?モンゴル原産なんだそうです。それにしても5000
本って・・・・。

写真4はラズベリー農園を案内してくれているときの上田社長の後姿です。この日はお客さんがいらっしゃったのでスーツ姿ですが、普段は作業着で雑草狩りやら、畑めぐりやらで走り回っているそうです。ちなみに11人ものスタッフを雇っています。


写真5はポイセンベリーの畑です。ニュージーランドなどでたくさん生産されていて、実はブラックベリーの色に似ていて、ラズベリーの形に似ています。とても
大きな実です。日本ではまだまだメジャーではありませんが、食べてみたらとてもおいしいし、ジャムなど加工用にも素晴らしいと思います。さきほどのシーベ
リーもそうですが、こうした新しいベリー類を積極的に、しかもめちゃめちゃ多い本数でチャレンジされ、しかも自社で加工して売るというしかけを実践してい
ることがものすごい、なかなかまねできないと思わせます。

もともとベリーを加工して、首都圏の自分のお店で売ることを念頭にしていたの
で、観光農園化することは考えていなかったそうです。でも上田さんの畑に行ってみたいという人がいて、リピーターになり、そうこうしているうちに一般の摘
み取りも受け入れるようになったのだそうです。また上田さんの繁盛ぶりを見て周辺農場でもブルーベリー栽培が始まっているようで、そのことを上田さんは喜
んでいました。

はーーーーーーーー。なんというすさまじさ(*^_^*)
ブルーベリーの丘くりはらと比較したくありません。ここは巨大ベリーファームです。

むしろブルーベリーの丘くりはらの特徴(ある意味では良さ)にも気付きました。そのことはまたの機会に・・・・。上田社長も師匠である新藤さんにとても感謝しておりました。
上田さんは不意に訪問した私を自らの運転で畑じゅうをくまなく案内してくれました。その心遣いに感謝いたします。

有限会社 自然農園(農業生産法人)

札幌近郊でブルーベリー収穫体験 第7弾は 仁木町 山田農園さん

同業者への表敬訪問と交流、情報交換。そして全国のブルーベリー農園を行脚してポータルサイトを作ろう→北海道のブルーベリーファンをもっともっと増やそう!という趣旨で始めたブルーベリー探訪の旅北海道も7件目になりました。2日め最後に訪れたのは、わがブルーベリーの丘くりはらが苗を250本(園全体では1000本ありますから4分の1)を売っていただいたブルーベリー園「山田農園」さんです。

実はうちだけではありません。探訪の旅第1弾に登場した仲野さんだってここから苗を一部購入しています。北海道内のたくさんのブルーベリー農家がここの苗を
売っていただいてブルーベリー園をやっています。本州でちゃんと育つブルーベリーの品種でも北海道の寒さで大丈夫かというのはやってみなければわからない
ということがありますし、実際、仁木町や余市町は北海道の中でも温暖ですが、それでも数年に一度は雪が少なくて果樹が隠れなかったとか、異常に寒かったと
かで凍害が発生することがあります。そういう意味で、山田農園さんが売ってくれた苗は、ちゃんと仁木町や余市町でも育つということが間違いないので安心な
んです。

ランコカス、ブルークロップ、ノースランドなどがブルーベリーの丘くりはらでも元気に育っています。実際本州からくる新しい品種
の大粒品種の中には収穫量や寒さへの耐久力などが定かではないものもあります。山田農園さんから譲っていただいた苗はうちでも一定の収量・味・実の大きさ
などがそろっていて安心できる樹です。最新の品種ではないので粒の大きさで勝負することはできませんが、平均点以上を維持できる苗なんです。



写真1と2はブルーベリー園の様子です。とても大きな木です。

山田農園の歴史をもっと知りたいと思いましたが、ホームページもないようですし、手元には資料もございません。すいません。
「現在は2代目が運営しており、山田農園の果物はどれもすばらしくおいしい。尊敬すべき果樹農園です」という上田さんの言葉をお借りしてレポートを締めさせていただきます。

てレポートを締めさせていただきます。

なお、うちの父が運営している余市町のブルーベリー観光摘み取り農園
 ブルーベリーの丘くりはら
もあります。札幌から約50キロ。2018年12月には高速道路の余市インターチェンジも出来たので、札幌の中心部から1時間もかからず到着できます。

 - 余市町 ブルーベリーの丘くりはら, 北海道, 小ネタ, 札幌, 食と農