「だけど」と「だけれど」の件。

      2017/12/26

会話で、口頭で「だけど」を「だけれど」と丁寧に言う人。

私はそういう人に会ったことがたぶんありません。年配の人か、育ちの良い人は使うのかな?ネットで調べたら、とあるライトノベルのヒロインが口癖的に使っていて、「可愛い」だの「違和感ある」だの「いつの時代か?」だのといった書き込みはありました。

ドラマなどで女性が語尾に「わよ」を使っているのに、実際使っている人はほとんどいない、それと似たような状況なのではないかと思います。


でも投稿で「だけれど」を使う人は、栗原調べでは5%はいる気がします。男女問わずいます。

辞書には「だけど」は〔助動詞「だ」に接続助詞「けど」の付いた語。「だけれど」のくだけた言い方 と書かれていました。

個人的には、仕事上の文章では、「だけど」も「だけれど」も、どっちもほとんど使う機会がなく、どっちを使ったら良いかという問題がそもそも発生しません。

というか日常でも私は、「だけれど」は全く使いませんし、「だけど」もほぼ使っていない気がします。たぶん「いや・・」とか、「そうじゃなくて」とかを使ってたり、そもそも何か言われた時に切り返す言葉としては「だけども」「いや」も短絡的に否定するようなニュアンスがちょっとあるので、使わないに越したことが無いというか「だけど」なしでも不便なし、です。

自分の書いた一文の展開を、次の一文でガラッと否定するような書き方をしたいときにも使うと便利なのか・・・でも、なぜか私は使ったことが無いようです。

ただしfacebook上では時々流れてくる。だから、最近気になって気になってしょうが無い。どっちでも良いよね、と思うことにしようと決めたんですけど、一度気になってしまうと、見かけた瞬間に「はっ!」と反応してしまう。だけれど、今書いている方は、気にせずどんどん書いていただいて良いと思います。個人の自由だ!

余談ですが「ら抜き」言葉は室町時代から出始めて、文化庁の2015年度「国語に関する世論調査」では、「ら抜き言葉」を使う人が、使わない人の割合を初めて上回ったんだそうで、「ら抜き言葉」の方は是非が盛り上がっていますが、「だけれど」の「れ抜き」?はあまり関心持たれていないのかも。

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