テレビコマーシャルのコンペを行いました。
今日は、広告代理店さんのお力をお借りし、ある会社のテレビコマーシャルのコンペを開催しました。当たり前かもしれませんが各社とも凄い案を出してくれました。やはり餅は餅屋。さすがの広告代理店でした。甲乙つけがたいとはこのことかと。最終選考に残った案は私は個人的に一番良いかなと思った案だったので、ちょっとくやしい気も…。でも選ばれた案は王道で、それはそれでとても良かった。何というか広告そのものの良さ・センスやインパクトなどというより、今の事業の状況を考え、何のために広告を打つのかをよく踏まえた案が選ばれた気がします。
また一般女性3名に審査員に加わって頂いたところ、ものすごく真剣に、参考になる意見を出してくれて、ああ、やっぱり男より女性の方が平均的にちゃんとしている人が多い気がする、という思いも強くしました。
そして何よりも、個人的には落選した広告代理店に、お電話で落選を伝えるのが辛かった。私も過去に、何週間もかけて、ある意味社運を賭けたコンペに参加して、渾身の力で提案したのに無残に落選した経験があり、なぜ落とされたのかも納得いかないし、その後もしばらく無気力だったので、それを今回私は宣告する側になってしまって、ある意味その状況を呪いました。
ただ、今回、変なしがらみとか、コネとか、そういった不公正な要素を完全に排除し、審査そのものはごくごく真っ当にできたので、その点だけは良かったと思う。またその場をコーディネートした私の責任として、魅力的な案がたくさん出てきて、どれを選んだら良いかを審査員みんなが悩むような状況を作り出せたことは、私の責任を果たしたという意味ではいったんは合格なのではないかと、ちょっとほっとしました。
とはいえ、このテレビコマーシャルが、この会社の業績を高めることにつながるのか、その結果が出るまでは、私の仕事が良かったのかそうでなかったのかの結論はでない気がします・・・うーむ。