ロシア製の車。「UAZ・ワズ」に乗せて貰った!
2016/10/11
ウリヤノフスク自動車工場(略称UAZ・ワズ)製の面白い車に乗せてもらいました。オーナーはカメラマンの本田さん。
助手席に乗ろうとすると本田さんがなぜかドアを開けてくれるので「紳士なのか?」と思いましたが、そうじゃなく、乗るの結構大変で、ハイエースとかより高い位置にシートがあるので、かなり「よっこらしょ」な感じです。アルファードとかより全高も高いです。
走り出したら、道行く人が性別、年代問わずマジマジと見てきます。しかもちょっとニヤリとしている人や、のぞき込んでいる人。特に中高年の多くがガン見してきます。正面から見ると何かカワイイという。
室内もそこらのミニバンより広いし、見晴らしもいいし、何か室内のスイッチとかにロシア語表記もあるし、運転席と助手席の間にエンジンがあったりとか、昔の自動車にあった三角窓もあったり、なんかめちゃめちゃ面白いです。基本設計は1958年。エンジンも車体もロシア製。クラシックカーではなく現役車なので「走るシーラカンス」とか呼ばれたりもするそうで。ドアを閉めると「バイーン!!」と凄い板金?っぽい音がします。エアコンないです。雨漏りもするそうですし120㌔とかの速度はいろいろヤバいので出さないそうです。
本田さん、趣味の男だな、と思ったら「カーエアコンのフロンガスがしっかり回収されず環境破壊の要因になっていることを思えば、エアコン付きの車を買うわけにはいかなかった」という話でした。むむ!さすが。
全長×全幅×全高=4440mm×2100mm×2101mm
ホイールベース=2300mm
車両重量=1905kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.7リッター直列4気筒DOHC
最高出力=82.5kW(112ps)/4000rpm
最大トルク=208Nm(21.2kg-m)/3000rpm
トランスミッション=4速MT+副変速機