女性や子どもを狙う変質者

   

最近、札幌市北区で、小学生の女の子を狙う露出系や、誘拐目的の声かけなど、おかしなヤカラが毎日の様に出ています。不審者メールに登録すると毎日何軒も情報が来ます。今日は石狩の方にも出ました。特に中学生よりも、小学生を狙う変質者が圧倒的に多いそうです。

大人、特におじさんたちの前には一切現れないので、そんなヤツが地域にいるということが、我々おっさんたちにはリアリティがないわけですが、そういうヤツらは、女性や子どもを狙うわけで、地域のおじさんたちはその存在に気付かないだけです。

見ず知らずのおじさんが子どもたちに「道を尋ねる」「子犬を一緒に探してと相談する」「お母さんが倒れた」などと声かけし車に連れ込む系の「ゆきずりパターン」が多く、その誘い文句は年々巧妙化。子どもの良心や迷いに付け込む変質者が増えています。

また、実はそれだけではなく、変質者の多くは、近所の優しげな、何度か挨拶を交わしたことのあるようなおじさんであって、「知らないおじさんに声かけられたら逃げなさい」という親の指示を覚えている子どもにとっては「このおじさんは何度か挨拶したし優しそうだから知らないおじさんではない」という認識になるケース。こういう「顔見知りタイプ」の変質者が実は結構多いそうで、それがかなりやっかいなわけです。

また小学生を狙う誘拐は、子どもがいったん下校して再度出掛ける15時以降に急増します。つまり登下校中は、道路にはほかの子ども達や通学路を見張る大人もいるので狙わない。子どもがいったん帰宅してから遊びに行く時間帯を狙っているのです。こうなると、小学生同士で遊びに行く、習い事に行く子ども達を親が守ってあげられる確率はぐっと減ります。

防犯ブザーを持っていてなおかつ鳴らせて、誰か近所の人が助けに来るという方法をちゃんとできる確率がそもそも少ないのと、防犯ブザーを奪い、地面に叩きつけたり踏んづけたりする程度の衝撃で音が止まってしまう粗悪な防犯ブザーも実際は多いそうです。

また住宅の断熱性能などが高まるとともに、サッシや壁の防音性能も高まっているので、家の中にいると、近所の人の悲鳴なども聞こえにくくなっている、また豪雨の時の激しい雨音やサイレンなどに気付きにくくなって避難が遅れるという側面もあるわけです。

ということでうちの子には、いろいろ考えた挙げ句、マモリーノウォッチを持たせました。

腕時計にもペンダントにもなる。指定した保護者など限定で電話やショートメールができる。「ママに電話」とか言うだけで電話が掛かる。防犯ブザーにもなる。居場所がgpsでわかる。防水防塵。無くしても保険で安く再購入できる。月の支払いは1,500円弱です。

そんなもんは昔は無かったんだから要らないだろ、という気分も私は半分ありましたが、今と昔じゃ全然子育て環境が違う。地域住民同士が見守り挨拶し、声かけ合うことが減り、世代間の断絶も多くなっている。よその大人と子どもとの安全な付き合いの経験が子ども自身からも少なくなっている。変質者が車を使ったり、あれやこれやと手口も悪い意味で進化している。いろいろ昔とは違う。だから現代の事情にあった子どもの守り方も、上の世代ではなく現代の子育て世代が、自らいろいろ考えなければならないのではないかというのが現段階の私の結論です。もちろんこれだけで万全、なんてことはありえないわけですが・・・

栗原
北海道・札幌の編集者・ライター栗原です。紙やwebなど様々な媒体で取材・撮影・記事を制作しています。栗原のプロフィール facebook  twitter  mail  札幌良い住宅jp iezoom(いえズーム)

 - モノ系, 子育て, 地域課題, 札幌