札幌の魅力的な住宅20選 

      2017/01/20

私は、北海道内の住宅業界を対象とした新聞社、株式会社北海道住宅新聞社の社員です。さまざまな住宅にお邪魔して、お施主様に体験談をたくさん聞かせていただいております。オーナーの思い・住宅会社や設計者の考えがたっぷり詰まった練りに練った住まいも、あるいは標準的な性能・仕様・価格で十分満足を得られている住宅も、拝見させていただきました。
 そこで今回、あえて長年の取材で私個人の感覚で、「おぉぉこの家なんかとってもいい!俺、この家住んでみたい」と感じた住宅のいくつかを独断と偏見でご紹介させていただきます。

●北海道外の閲覧者の方はまずこちらを・・・

本題に入る前にいきなりの脱線で恐縮ですが、私は生まれも育ちも北海道です。「北海道」標準で生きているので、たまに道外に出張すると、びっくりすることがいくつかあります。一つは各家庭の庭にみかんとか柿とか、果樹が成っていることです。そしてもう一つは、瓦屋根の和風住宅が圧倒的多数の地域が凄く多いことです。このページを訪れてくれた方で、北海道外の方にはこのページをまず見ていただきたいと思います。

札幌の住宅をカメラマンと一緒に撮りまくったことがあります。
写真家國枝琢磨が見つけた!札幌圏の住宅100
外観だけですが、本州とは違う自由な家づくりです。本州の家のような和風の瓦屋根の住宅はほとんどありません。一見に値するかと。

その上で本題に入りたいと思います。なお、本題に入る前にさらにもう一つ。下記に紹介する10個の事例ですが、まるでデザインや価格、素材などにばかり着目して選んでいるように見えるかもしれませんがそこは北海道。断熱、気密性能が高い家作りができる住宅会社だと業界内で定評がある会社しか紹介していません。見てくれや価格ばっかり素敵な住宅会社とは違うというのが大前提であること、ご承知おきください。ではやっとこ本題に入らせていただきます。

その1 この落ち着きと森の眺め。素材感

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このお宅。玄関入ってすぐ「ああ、素敵だ」と思いました。木やレンガの素材感、落ち着いた風合い、窓から見える緑の木々。間仕切りや扉の少ない回遊型の設計。アイアンなどアイテム類の雰囲気。来客からは見えない場所の収納力。理由をあげればいろいろあるんですが、何と言いますか理屈抜きに落ち着く感じがするのです。
記事も書きましたので参考までに 

その2 壁一面がすべて窓!開放的な大空間と暖かさを両立/札幌市・Nさん

私がいいなぁと思う家は7割方、自然素材の雰囲気を使った、なんか落ち着く、年数重ねても良さがむしろ高まるような予感がする住まいです。そういう意味でこの家もどストライクな感じがします。
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この家も記事あります

その3 家全体のコーディネート力にほれぼれする

家づくりは、家族それぞれの思いや趣味、住宅会社の考え、予算、土地形状、間取りなどいろんな要望が複雑にからみあって、うっかりするといろいろ盛り込みすぎて統一感がない家ができてしまうこともあります。そういう時に、いろんな要望はあってもデザインや回遊性、予算など諸事情を踏まえつつトータル的な住まいのイメージをしっかり一本芯を通してくれる住宅会社の担当者はとても心強いと思います。そういう意味でイネスホームさんはトータルのデザインコーディネート力がすごくて、写真も素敵なものがそろいます。男性が喜ぶビターな、シンプルな感じもあるし、女性が喜ぶかわいい、品のあるテイストも程よく盛り込まれているのに、トータルですごく良い感じ。
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参考記事 家族が集う新提案!コミュニケーションカウンターがあるイネスホームの新モデルハウス

その4 開放感と明るさ。清潔感が魅力的!

私は予算や家族構成のことを踏まえると、必要以上に大きな家は、家計のことや掃除のこと、将来は子どもも独立するとか、いろいろ考えるとあまり大きくない家がいいと思っています。と同時に、小さな部屋がいっぱいあってたくさん仕切られているより、広めな空間を感じさせる、開放的でしかも採光もある明るい家が好きです。そういう意味ではこの家の感じ。大好きです。
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参考記事 2階にワンルーム・モダンリビング。アシストホーム新モデルハウスQ1.0-α

その5 薪ストーブはどうする?

薪ストーブは、多少お金もかかりますし、薪の調達や手間も多少かかりますしね。でもまず火の回りに家族は集まりますよね。そして暖かく感じますよね。なにより、災害が発生し、停電が起きた時のことを考えてほしいと思います。停電やガスなどライフラインが災害などで途絶えた時、寒さ、調理の面で薪ストーブは最強でしょう。
141013shinozaki_1010889人間は便利な暮らしに慣れきってしまうと、自然の力など大きなトラブルに見舞われた時に情けないほど翻弄されてしまいます。薪ストーブは単にあったかい、おしゃれ、という以上に、大事な役割があると思います。
参考記事 室内は山小屋風コテージの自由空間。暖房は薪ストーブ1台でほっこりと過ごす家 シノザキ建築事務所

その6 除雪のことを考えた住まい

道内では冬の除雪がおっくうで、マンションを選ぶ方も少なくありませんよね。戸建て住宅はある意味では除雪をどうするかが一つの大きな問題になります。この家は極力除雪を減らしたいというオーナーの要望を踏まえ、そもそも除雪面積を減らす工夫があります。省エネ性能の高い住まい、そして見た目にも美しい住まいが実現できています。
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雪の悩み解消。豪雪地・岩見沢に建つモダンリビングの家

その7 価格、デザインの統一感、充分な基本性能

家づくりの理想は、必ずしもあらゆる点で施主と住宅会社が一から議論しあって決めていく注文住宅だけではありません。むしろ、家づくりのたくさんの実績を踏まえ、間取り、性能、価格、そしてデザインの統一感まで、練りに練った企画プランを見てその住まいに、家族のニーズや住まいの好みがぴったり合えば満足いく住まいづくりが最短距離で実現できる場合もあります。
(株)ドリホの新作モデルハウスは南仏プロヴァンススタイル「ブランアンジュカスタム」
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その8 道南杉とカラマツの風合いに惚れちゃいますな

このお宅。見学会に来られたお客さんが一目ぼれするのもわかります。道南杉とカラマツの風合いがとても良い。天然素材を大切に使う住まいは、住まいに愛着をずっと持ち続ける住まいづくりの近道じゃないでしょうか。
エルメスカラーの道南杉がステキな晃和住宅のオープンハウス
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その9 北海道では珍しい和の住宅

宮大工が建てる和の住まい。独特の風格が漂う北海道では珍しい住まいは、この住宅会社ならではでしょう。

このテイストが好きな方はぜひこちらへ→ 三州瓦やこだわりの和室。家族の思い出も受け継ぐ家 札幌市南区・Aさん

その10 予算と素材のこだわりを両立

この住宅のオーナーは、素材のこだわり、予算にたいするしっかりとした考え、除雪やシックハウス対策、家具との組み合わせやお風呂へのこだわりなど、非常にコンセプトが明快で、それに対し建築家と工務店がしっかり要望に応えた、ある意味理想に近い住まいづくりだと感じました。下の写真は、壁と天井は青森ヒバの羽目板、腰壁と床が白いタイル。洗面との間にはあえて扉を設けないお風呂です。このお風呂も素晴らしかったのですがキッチンも吹き抜け空間も魅力満載でした。ぜひ記事を読んでいただければと思います。
「施主の思いを優先、素材使いの達人」
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その11 家はどこまでくつろぎを演出できるか!提案型住宅kita35の挑戦/三五工務店

札幌市を代表する地元工務店といえば三五工務店。そのフラッグシップモデルとして平成27年に完成したモデルハウス「kita35」です。2階まで突き抜けた大開放の窓に、明るく塗装されたカラマツ板が特徴的なファサードに目を奪われます。
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大開放の窓やバスルーム、通り土間、道産材をふんだんに使った住まいづくりなど見どころ満載です。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20150824140547.html

その12 雪の暮らしを楽しむ、三角屋根の家/札幌市・Mさん

仕事が大切か、遊びが大切か。「俺はどっちも大切」と建てたのは、スキー場から車で30分。会社にも近い。ちゃぶ台で家族団らん。思わず寝転びたくなる杉の床・・・30代にして理想の我が家を手に入れた話です。床はホンモノの杉板で、木目の凹凸が浮き出るようにした浮(うき)造り。バスルームの壁はひばの板張りで天然の木の香りがなんともぜいたく。「お風呂が広々として楽しいです」とのこと。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20130323134346.html
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その13 古民家の風合いと最新の住宅技術。建具や家具、照明にもこだわった住まい

Sさんご夫婦が当初、探し求めた「家」は、古くて味わい深い古民家。しかしここは北国、住環境や耐久性を考えると本当の古民家で暮らすには厳しい。けれど、昔風にこしらえたもの、見せかけの古風では納得できない。そんな中、たどり着いたのは本物志向の価値観があう「建築家」と腕の確かな「工務店」を見つけることでした。アンティークの時計や家具、奥様お気に入りのカップ&ソーサー、某フェリー会社の社長室に使われていたアンティークガラスの木製枠、オリジナルの業務用キッチンなど見どころ満載の素敵なおうちでした。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20100427091659.html
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その14 充実した収納がお洒落に暮らす秘訣。甘さを抑えた大人のフレンチ/札幌市豊平区・Hさん

ご夫婦と娘さん2人の4人家族で暮らすH邸は、女性に人気の白を基調としたフレンチスタイル。ナチュラルでシンプルな空間にアイアンやガラスなど無機質素材をピリッと効かせた甘辛ミックスなデザインがご主人にも好評です。Hさんがイメージしていた住まいは手持ちのアンティーク調の白いキャビネットが似合う家。「基本はフレンチ。でもシャビー感をほどほどに抑えた今風な感じが理想でした。あまり頑張りすぎると女性はともかく男性は抵抗があるんじゃないかと」。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20150926082611.html
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その15 素材感と機能性・住宅性能に妥協なし ~3階建ての2つの住まい 

さっぽろのまちなかで利便性が良い地域ですが、土地は狭いので3階建てを目指しましたが、ハウスメーカーに相談すると3階建てとなると建物の構造計算や建物の解体費用も必要といった話ばかりで、住まいに対する要望をどんどん削っていかなければ家を建てられないという現実に直面してしまったのです。設計提案や施工力、建設費などを比較検討し、これぞという工務店に相談して使い勝手が良く、性能も十分で、こだわりの家具なども似合う、こんな素敵な家が実現しました。
http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20151126102110.html
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その16 愛車のガレージのために無理ない予算で家を建てたMさん/ドリホ

名車インテグラ・タイプRに遭遇!
愛車を心ゆくまで整備できる念願のガレージ付き一戸建ての家をゲットしたMさん家族の体験談です。デザインのかっこよさ、ガレージを重視し、リビングから車も見えるというこだわりの住まいです。
http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20160130090356.html
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その17 思い出の詰まった住まいが隠れ家カフェに 札幌市・吉守さん

カフェを経営したいという夢を持ち、祖父の家をリノベーションして1階はカフェ、2階は住宅にしました。こんなカフェにしたいという願いを理解してもらえる住宅会社探しで難航されたそうです。完成した店舗スペースはすべてが板張りで、フローリングはカラマツの無垢材を使用。珪藻土の塗り壁と共に、ホッとくつろげる空間をつくり出しています。さらに木製サッシに薪ストーブ。これらはすべて、お金がかかっても絶対妥協しないと雄吾さんが言い張った条件です。「だって、お客様へのおもてなしですから」
http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20110711175311.html
なおこの物件はカフェですから実際に見に行くこともできます。

【喜茶ゆうご】札幌市西区宮の沢3条4丁目6-8 http://kissayugo.exblog.jp/ TEL/FAX 011-590-1855 営業時間10:00~19:00、水曜日定休
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その18 憧れの洋館風住宅/恵庭市・Hさん

協栄ハウスは、光熱費ゼロ住宅や、光熱費負担を抑えるヒートポンプ式・床暖房などの性能志向型の住宅会社。ところが今回取材でお邪魔したHさんファミリーは、子どもの頃から抱いていた理想の住宅デザイン、ライフスタイルを実現するために協栄ハウスを選びました。大きな敷地には、控えめな白い壁と清々しいブルーの屋根。均整のとれたシンメトリーのデザイン。緑の映える芝の中、レンガが敷き詰められた通路・・・・。奥様にお話を伺っていると、住まいづくりが夢の実現になっていて、喜びがすごく伝わってきました。
ホントに素敵な住まいでした。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20101122101947.html
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その19 仲間と集う20代の家・陽だまり空間/札幌市・アシストホーム

2015年夏、20代でマイホームの夢を叶えたWさん夫妻。実力十分なアシストホームで、柳ゆかり専務が担当とはなんとも素晴らしい選択だと思います。「外出していても早く家に帰りたくなる」という奥様の気持ちもわかります。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20160212131518.html
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その20 理想の家は「小さな家」。重要なのは工務店との意思疎通

住宅会社の企画や発想を押しつけられたり、既製品だらけの家ではなく、家族の思いを形にしてほしいと願ったSさん。
景観に馴染むデザイン。家族の思い出になる薪ストーブ。開放感のある空間設計。必要なモノを見直した小さな家。そんなオーナーの思いが溢れた住まいでした。
http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20120214162334.html
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これで札幌の工務店、ハウスメーカー、設計事務所など住宅会社の施工事例を通算20軒紹介させていただきました。正直まだご紹介したい事例あるんですが、今日の所はここまでにさせていただきます。ありがとうございました。

栗原
北海道・札幌の編集者・ライター栗原です。紙やwebなど様々な媒体で取材・撮影・記事を制作しています。栗原のプロフィール facebook  twitter  mail  札幌良い住宅jp

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