丸三ホクシン建設が住宅1棟完成する毎に大工、設計、など総出で研修会を開く理由

   

丸三ホクシン建設は、完成した家の引き渡し前に、13人の社員大工と社長、設計、その他社内スタッフ全員が集合して、この仕事を振り返る研修会を毎回開催しています。

あえてこの件を書いたのは、非常に珍しいことだからです。

主役はこの現場の棟梁と大工さん。そして設計担当です。お客様の要望が何だったか、それを踏まえどうプランしたか、棟梁は大工チームや専門工事業者とどう連携し、施工に取り組んだか、より良い家づくりを実現するために、現場レベルで苦心し改善した点を、建材、造作、工程管理に至るまで全員に説明します。この現場を精一杯取り組んだメンバーにとって、仕事の成果を同僚や先輩、上司に披露する場でもあります。

この現場に入らなかった大工さんたちも興味津々。建具や階段、床の納めなど、細部を念入りにチェックし、良いモノは自分のものにしようとします。

この会社の社員大工さんたちは、ホクシン建設の家づくりは面白い、手応えがあると口を揃えます。それは大工さんを通年雇用していることとか、気密測定などのデータでの評価などもありますが、こういった場を作ることも、重要なポイントのようです。

入社して1年半の大工さんが「1年ちょっとで7棟の現場に入り場数も踏める。先輩もしっかり教えてくれるし、このように関わっていない物件も見ることができる。もの作りが好きだから大工になったので、仕事が凄く楽しい」と話してくれました。

家を発注するお客さんにとっては知らない場面でしょう。でも先輩大工が後輩をしっかり教え育てる点なども含め、こういうさまざまな工夫が住宅の品質を高めているわけです。

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