札幌市の都市型農業を視察!

   

ピンとこない札幌農業?

札幌の農業は小松菜作付47ヘクタールで全道1位、
レタス71ヘクタールで全道2位、
ホウレンソウや玉ねぎでも全国有数の産地で・・・・。

※この投稿は2012年に別のブログに掲載したものを引っ越したものです。情報は古いですが、中身は現在もさほど変わらないかと思います。

正直私の印象では、
丘珠方面の玉ねぎ、
南区の果樹園・・・。
位しか札幌農業の印象がない・・・。

皆さんはどうなんでしょう?

今回は、「札幌農業と歩む会」という団体が発足し、
第1弾イベントとして清田区の農家見学を限定20人参加ということで開催されるとのことで、
迷わず参加してきました。
なかなかおもしろかった!

札幌市清田区は、
コカコーラさんがミネラルウォーター「いろはす」の水を採取するなど、
美味しいお水がとれる地域で、さらに
水はけが良く、アルミニウムが少ない火山灰地ということで
古くから水田、そしてホウレンソウなどをはじめとする野菜、
最近では花卉(切り花)の産地としても先進地として全国に知られているのだそうです。

川瀬農園さんは100種類もの農作物を栽培


この写真は、川瀬俊昭さんという農家さん。
北海道を代表するクリーン農業の提唱者、故相馬暁さんの本を読んで感動して
7年前に会社を早期退職して新規就農したんだそうです。
2020年 農業が輝く (2004,北海道新聞社)のことかな?
あの本、そして相馬先生の講演は確かに心突き動かされるものがありましたよね...。

川瀬さんは明るくほがらかなキャラ。はい。作る人の人柄も大事な気がします。

極力農薬等は使わず、
トマトやイチゴ、ナス、ピーマン、などなど100種類位の作物を栽培し、HUGマートや直売所、
区役所の食堂などに出荷しているのだそうです。
少量多品種も100種類までになると、ちょっと驚きですね。
どれだけの手間がかかっていることか・・・。

畑でメロン、いただいちゃったり・・・。

冬の間はいつも珍しい品種とか探したりしているそうです。
この探究心と手間を惜しまない心、販売などへの意欲がこの方の真骨頂ですかね...。

永光農園は、父さんがほうれんそう+そば→息子養鶏+シフォンケーキ!

もともと、札幌市清田区でホウレンソウのブランド「ポーラスター」の生産普及に尽力し、成功したお父さん。週末限定のおそば屋さん「農家の四季」をオープンするなど、永光農園さんもチャレンジ精神旺盛なようで...。

ここが農家の四季というお店。倉庫を改装したおしゃれなお店。
お蕎麦屋さんっぽくなく、おしゃれな感じを目指したそうで、まさに狙い通り。繁盛してました。

10割蕎麦ってパサパサしたイメージだったのですが、ここのおそばはそうではなかった。
コシも風味もありつつ食べやすいおそばでした。シフォンケーキも美味しかった―!

息子さんは養鶏をやってまして、約3000羽を育てています。
アメリカ産とうもろこしではなく道産小麦を与える、
平飼いで雄雌が一緒に暮らす→有精卵
にこだわって卵を生産しています。
その卵を使ったシフォンケーキで市内4店舗の直営店をオープンしているのだそうです。
勉強熱心な上に、6次産業化というのでしょうか、新たなチャレンジも
行っていて素晴らしいですね。

ホウレンソウの農家さん。桑島忠正さん

この日お邪魔した4軒の農家さん。全部御近所です。
正直申しまして、清田区にこんなにいろんな農家さんがいるとは知りませんでした。
桑島さんは18棟のハウスでホウレンソウ「ポーラスター」を栽培しています。

農家の収益性、苦労なども率直に語ってくれました。
それらについて書くのは控えめにしまして・・・

有機たい肥をふんだんに使い、美味しさを追求しているそうで・・・
お土産のホウレンソウを頂きましたので、それの真偽は晩御飯で確認させていただきます。楽しみ(*^_^*)
種から植えたホウレンソウは1カ月で収穫。それを18棟使って2回転位収穫、
忙しくて他の農作物には手を出せない、
息子さんが跡を継いでくれて孫もいて・・・と嬉しそうに話してくれました。
父さんがしっかり農業をやって、子が継承できるのはとってもいいですねー。

フラワーファーム大花園さんはイチゴと花!そしてパフェ


観光農園じゃないのにこの混雑ぶり・・・

答えはこの、四季成りイチゴパフェでしたーー。
ひっきりなしにお客さんが訪れ3人のスタッフが必死にパフェづくりしていました。
パフェというかソフトクリームにイチゴがいっぱい入っている感じです。
酸味の強いイチゴ品種「エラン」を生産。全量パフェに使っているそうです。
あまーいソフトクリームに、酸味の強いイチゴ。相性抜群でした。

イチゴおいしそう!

ミニトマトも栽培してました。新品種の苗を導入し、水と肥料はタイマーでやり、
安定生産を目指していました。

これはワレモコウ。他の地域の農家がこの時期生産していないワレモコウで、なおかつ枝ぶりや花の綺麗さで他を上回る新品種を開発・登録、差別化を達成しているそうです。
スイートピーやワレモコウは海外にも輸出しているのだそうです。

帰りにたちよった場所です。
八紘学園農産物直売所。

賑わってましたねー!
生徒さんたちが丹精込めて作った農産物がここにあるということをみんな知ってるんですね。
ソフトクリームを食べている人もいっぱいいました。
でもさっきイチゴパフェ食べたんで、残念ですが断念しました。

札幌農業と歩む会

札幌農業と歩む会は
札幌の農業を学び、応援しようと札幌市内の研究者や食の専門家らが集まって平成24年7月に設立した会で、札幌市立大学の吉田惠介教授が代表をされている会です。

また産地見学バスツアーの計画もあるそうです。
次回も参加したい・・・面白かった・・・
以上。

ps 今回、札幌市農政課さんや札幌市内の食の専門家さんらが運営や段取りを進められていたようです。こういった活動が札幌市内の消費者と生産者を繋げる一つの方法になるかと思います。素晴らしいですね。
専用サイトはとりあえず見つからなかったので今捜索中です。

余談

なお、私が事務局として関わっているるるる♪キッチンガーデンくらぶも
志は全く同じかと思います。
るるる♪キッチンガーデンくらぶ

るるるは月1回で40人~60人で、産地に行き、収獲などを体験し、その食材を使って料理をして食べています。でも札幌圏の住民は軽く200万人を超えます。月1回50人というのはほんのわずか・・・札幌圏の農家さんを元気にするほどの力はありません。

栗原
北海道・札幌の編集者・ライター栗原です。紙やwebなど様々な媒体で取材・撮影・記事を制作しています。栗原のプロフィール facebook  twitter  mail  札幌良い住宅jp iezoom(いえズーム)

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