札幌の工務店ベスト10【2017年版】

      2018/01/12

札幌市内では、年間5,000の新築一戸建て住宅が建っています。建てている住宅会社はおよそ500社もあります。平均すれば1社10戸建てている計算ですが、300社以上建てる超大手ハウスメーカーもありますから、年間1ケタ台の住宅を建てている工務店が圧倒的多数を占めるわけです。

工務店ならでは魅力とは?

大手ハウスメーカーのブランド力、企画力、デザインセンスなども魅力ですが、その一方で地場の工務店に家づくりを依頼するメリットもたくさんあります。後述しますが、
1 担当者が施主のニーズを親身になって受け止め対応する
2 企画型商品を押しつける住宅会社よりプランの自由度が高い
3 宣伝広告費やモデルハウス、人件費などの経費が少なく割安
4 積雪寒冷地の気密・断熱などの対策が全国大手より強い
5 自然素材、造作収納・家具などの対応力

など、さまざまな魅力があります。ただ、札幌は広いですし、工務店は400社近くあるわけですから、どの住宅会社が信頼できるのか、見定めるのは容易ではありません。そこで今回、札幌市内の工務店を数多く見てきた北海道住宅新聞社記者の栗原が、札幌圏の工務店の中から、人気・実力ともに一級品の10社を厳選し、ご紹介します。

三五工務店

札幌圏でも50年以上前から、他の工務店に先駆け、高気密高断熱住宅を実践。2代目の田中寿広社長は、性能、デザイン、住み心地、地場産材であるカラマツの普及拡大、さらには人材育成に至るまでさまざまな挑戦を進めてきました。
参考記事 家はどこまでくつろぎを演出できるか!提案型住宅kita35の挑戦/三五工務店

三五工務店のグループ会社で、ライフスタイル重視の企画住宅を比較的価格も抑えて提案するリヴスタイルも受注を伸ばしています。
予算とこだわり、どっちも譲れない!ゼロキューブ・プロヴァンス風/リヴスタイル

アシストホーム

三五工務店と同様、90年代から高断熱高気密住宅に取り組み、シックハウス対策、省エネなど住宅性能・住環境を追求する姿勢を貫いてきた地場工務店です。2,000年代からは設計・デザイン力も強化、素材や機能性、ライフスタイル、性能、子育て世代向けの動線設計など、テーマ性の強いモデルハウスを毎年発信するとともに、年間40戸近いペースで家づくりの実績を積み重ねてきました。現在は行動力、指導力ともに抜きん出ていた柳ゆかりさんが社長に就任。顧客のライフスタイルにあったプラン提案や女性目線の家づくり、さらには、女性が働きやすい職場環境づくりも強化、ますます注目を集めています。
アシストホーム公式サイト 

丸三ホクシン建設

製材業や林業、大工の経験を元に札幌で工務店を立ち上げた初代社長は、根っからの大工気質で「一棟あたりの木材使用量が多すぎる」と建材店に心配されるほど丈夫で質の高い家づくりにこだわり、建設後も一生面倒を見るという気構えを持って家づくりを行ってきました。2代目は息子で大工経験を積み、平成16年に社長就任。腕の良い大工を育成するために、大工を社員として雇用し、安定した収入と福利厚生を保証。先輩大工が後輩を丁寧に教える社風を構築して、札幌圏でも有数の腕の良い若手大工を擁する。建築家の設計した住宅を数多く手がけてきた経験でデザイン力も強化。自然素材を活用した住まいも特徴。造作収納や家具を専門とする大工も擁し、そのテイスト、住空間に憧れて同社を選ぶ施主も多い。社長の自宅は高気密高断熱+地中熱ヒートポンプ+ソーラー発電を組み合わせた光熱費ゼロを目指した家で、毎年の光熱費をブログで公開するなど住宅性能、環境性能にもこだわっています。
ホクシン建設公式サイト 

イネスホーム

イネスホームは札幌圏で1000棟近い施工実績のある地場中堅工務店。顧客ニーズをしっかり受け止め、女性社員の提案力、気配り、デザイン力などを積極的に取り入れた住まいづくりで成長しています。ナチュラルテイストの家からモダンデザインの家まで、最近ではボタニカルスタイルの提案も含め、若い世代に人気の家づくりを進めています。
ヴィンテージ&グリーンの新モデルハウス「vita+」/イネスホーム

サンケイ建匠

地域密着の不動産会社であり工務店。新築住宅を望む、土地を持っていない住宅取得希望者にとって、土地探しが難しい札幌圏では、不動産紹介のスキルも高い工務店は非常に魅力的。社員から抜擢された昭和48年生まれの若手社長を中心に、顧客満足度を重視し、半径三〇キロ限定する家作りにこだわる。全棟気密測定を行い、施工精度の検証に手抜かりはなし。ファース工法で施工する住宅の構造現場見学会・完成現場見学会も開催し、住宅性能へのこだわりも強い。建築家とのコラボも進めている。
リビングと趣味の空間を心地良く。自然光に包まれた光庭のある家/札幌市・Kさん

イゼッチハウス北海道

工務店と呼ぶには規模が大きな会社(2017年現在年間50棟クラス)ですが、地元の住宅会社として、高気密高断熱の住宅に取り組んできた大洋建設と地場の工務店、瀧本ホームが、2017年の春に、イゼッチハウス北海道を立ち上げ、ネットゼロエネルギーハウス(zeh住宅)に特化した住宅会社として出発したのでご紹介します。

札幌の戸建て住宅だと、年間で光熱費は30万円近くかかる家も少なくありません。そこで住宅性能を高めるだけじゃなく、住宅で照明・暖房・給湯などの消費エネルギーをソーラー発電などでプラマイゼロにするのがzeh住宅です。イゼッチハウス北海道はそれを実現し、光熱費実質ゼロの住宅を提案する住宅会社です。近い将来、このzeh住宅が、住宅のスタンダードになる、国交省も経産省もそうするために様々な施策を打ち出し、住宅会社のzehへの取組を促しています。全国ではzehの取組が進んでいますが、立ち後れている北海道で、いち早くzeh普及に向けた取組を進めているのがイゼッチハウス北海道です。
イゼッチハウス北海道公式サイト 

リーベンホーム

リーベンホームという住宅会社を知っている人は少ないかもしれません。ですが実はこの会社、年間80戸もの施工実績があります。大手建売住宅メーカーが販売する戸建て住宅の施工やメンテナンス、リフォームなどをたくさん手がけているので、住宅を建てることに関しては数多くの場数を踏んでいるのです。この仕事が多いため、宣伝広告などをこれまで積極的に行ってきませんでしたので、札幌圏の一般の方からの地名度が今一歩なんだと思います。
しかし、注文住宅の家づくりも実力があります。このリーベンホームで家を建てた2組のオーナーに話を伺ったことがありますが、1組の方は、住宅性能の高い、暖かく省エネな家を第1に考えるお客様で、そのことがリーベンホームを選んだ理由でした。実際は娘さんが喜ぶ可愛い家のデザインを実現したり、吹き抜けで明るい、開放的な家づくりの要望に満足いく家づくりを実現した結果、非常に喜ばれていました。もう1組の方は、賃貸住宅で家主と借り主のトラブルの仲裁に入ったリーベンホームの野村社長の誠意ある態度を信頼できたこと、さらには、他の工務店より、品質、価格、ニーズ対応の面で良かったのでリーベンホームを選択。結果的に、予算、デザイン、設計、メンテナンス、そして施主と住宅会社との信頼関係の面で、非常に満足いく結果になったそうです。
リーベンホーム 

晃和住宅

晃和住宅は、社長が今でも現場で大工仕事をする会社です。しっかりした高気密高断熱住宅を建てるという面を最重視しています。同時に、社外の建築家や、社内の設計士が、顧客ニーズを踏まえ、モダンな家も、自然素材を重視した家も、2世帯住宅やカフェ併設の家、機能性重視の家など、さまざまなタイプの家を建てられるのが特徴です。裏表のない小川社長の人柄、顧客の要望を詳しく聞いて提案に盛り込めるスタッフの対応力が魅力的です。
晃和住宅株式会社 

ロゴスホーム

ロゴスホームは、平成15年設立の帯広発祥のビルダーですが、顧客のライフスタイルを重視した住宅づくりが評価され、釧路や苫小牧、中標津、登別、室蘭、そして札幌など、道内、そして道外にまで事業を拡大している、道内でも今一番勢いのある住宅会社です。十勝からスタートした住宅会社だけに、住宅性能も売りですが、それ以上に、若い設計や営業、女性のインテリアコーディネーターなどとの打ち合わせが非常に楽しいと評判です。住宅業界からの目線で言えば、「アウトドア」「読書」など思いがけない方向からのモデルハウス提案など、これまでの住宅業界の枠から一歩飛び出したような斬新さもあります。
小さな工務店だと、設計・営業・施工まで少人数で責任持って行うケースもありますが、大手になると、分業が進みます。下手すると、営業に相談した内容が設計や施工に反映されない、打ち合わせを重ねても思い通りの家にはならないというケースもあります。住宅会社内の設計・営業・インテリアコーディネーター・施工などのチームワークが悪いケースなどもあるのです。
せっかく建てる我が家ですから、型にはまった、押しつけられる家づくりより、「実現したいライフスタイルをベースに、どんな家を建てたいか」を存分に考えながらのいえづくりの方がきっと面白い。そうお考えなら、ロゴスホームは有力な選択肢だと思います。
ロゴスホーム札幌北ショールームはおうちの総合相談窓口/設計・営業・施工・ICの連携力にも注目 

北渡建設

北渡建設は、数寄屋造りを手がける東京の有名工務店で修行した渡部一博会長が、その技術と感動を北海道に伝えるために三十数年前、函館で腕利きの大工と2人で創業した工務店です。函館を拠点に邸宅と、有名旅館や料亭の新築など、デザイン力と高い技術を必要とする建築で経験を重ねてきました。札幌に支店を設けたのは2010年。まだ札幌圏の人には馴染みが薄い住宅会社かもしれませんが、家族の“幸せ”を守り、品格ある住み継がれる家をモットーに取り組んできたこだわりの家づくりで、札幌圏でも注目度急上昇です。
住宅の品格、暮らしの"うつわ"としての家づくり ~渡部一博会長~北渡建設

まだまだ紹介したい札幌圏の工務店はありますが、この10社はいずれも、選んで損はない会社だと私は思います。

ただし、大切なのは、家を建てたい皆さんと、住宅会社の相性だと思います。それぞれの住宅会社には、デザインや性能などに独自の信念もあります。

お客様と望んでいる方向性が違った場合、話が今一歩合わないということはあるでしょう。相性が悪ければ、幸せが家づくりは難しくなります。

また、今回の10社はいずれも札幌圏で人気の住宅会社です。多くの案件を抱え、新規のお客様を待たせてしまう可能性も十分あります。

理想の家づくりを実現するのは、時間も手間もお金もかかります。

せっかくのマイホームづくり、満足のいく住まいを実現するためにも、しっかりご検討していただければと思います。

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栗原
北海道・札幌の編集者・ライター栗原です。紙やwebなど様々な媒体で取材・撮影・記事を制作しています。栗原のプロフィール facebook  twitter  mail  札幌良い住宅jp

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