実力十分な地元住宅会社を紹介するweb戦略

      2017/08/26

●実力優秀でも地名度のない住宅会社を皆さんに伝えたい
amazonや楽天などネットで日用品や書籍を売ったり、ふるさと納税など地域の特産品をネットで販売する、健康食品や衣類などをネットで売る、というのはネット通販やアフィリエイトなど様々な方法で急速に増えていると思います。もはやこの世の全てのものはネットで売れるんじゃないかと、そう思えてきます。

●注文住宅をネット通販のように買うのは・・・
そんななかで、もしかすると一番、売るのが難しい商品が注文住宅ではないでしょうか。2000万円以上の出費です。土地探しはネットでかなりの情報収集ができますが、その次、どんな家を建てるかは実際に現物をみないとなかなかぴんときません。それでもコンセプトや商品パターンが明快な企画住宅や建売住宅、マンションなどであれば、その商品を買いたいなと、ほぼ決めてから販売会社を訪問し、物件を見て効率良く住まい選びができるかもしれません。でも、
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住宅性能がしっかりした家を建てられる工務店はないか?
家族のライフスタイルや事情を踏まえたオーダーメイドの家を建てたい!
ナチュラルで、遊び心もある住まいを実現できる住宅会社を探したい!
難しい要望でも予算内に抑える工夫をしてくれる工務店はいないか?
車椅子生活の大変さを真剣に受け止めて家作りをしてくれる建築家に相談したい!
無垢材をふんだんに使った快適な住まいが作れる工務店を探したい!

といった場合には、ネットだけで捜索するのはなかなか難しくなります。

●そこで住宅づくりポータルサイトを運営

そこで私は(株)北海道住宅新聞社の社員として札幌良い住宅jpの運営・取材・編集などを担当していまして、当社が知る実力十分の工務店、ハウスメーカー、設計事務所を絞り込んで、その住まいづくりをwebで紹介し続けています。

というのも、約200万都市の札幌くらいの規模になると、住宅を建てたい方々が、地元の住宅会社でどこが信頼できるのか、どんな家作りをしているのか、を知るのは相当に難しいのです。地縁での口コミでだいたい分かるような小さな街ではありません。また北海道内から進学や就職、転勤などで移住する人もたくさん住んでいます。また南区から北区、手稲区などになると30㌔、車で30分以上かるく離れています。市内で引っ越す人も多いので、地縁も薄れがちです。そんななかで住宅会社だけで600社以上あります。

なので住宅会社の側も、新聞広告やイベント、チラシ、そして自社のウェブサイト、雑誌広告などで懸命に宣伝も行うわけですが、なかなか住宅取得者層の元に情報は届きません。そのため当社は、地名度は薄くとも実力が業界内で定評のある工務店、設計事務所、ハウスメーカーなどを黙々と取材に行き、オーナーにお話を伺って記事を書いてきました。


●サイトで住宅会社を紹介しても・・・

平成21年のサイト創設以来、黙々と取材し、事例を紹介してきました。読者が気に入った住宅会社にコンタクトをとり、打ち合わせを重ね、家作りを実現させたとしても当社はそのことを基本的に知る機会もなければ、間に入る機会もありません。ですが最近、住宅取材で伺ったオーナー様から「札幌良い住宅jp」を住宅会社選びのヒントにして工務店を見つけました!」「気になる住宅会社のことを詳しく知りたくて記事は全部読んでから内覧会に行きました!」といった声をいただく機会が増えました。そういうお声をいただいたオーナー様にお話を伺いながらお宅を取材・撮影させていただくと、住宅会社との良い出会いがあったこと、具体的な住まいづくりにおいて、さまざまな創意工夫があって、満足度の高い住まいづくりが実現したのだということが伝わってきます。

そこで今回は、皆様に、札幌良い住宅jpをみて家作りをされたオーナー様をたまたま取材させていただいたケースの記事をご紹介します。

●家族で壁の塗装にトライ!手作りの味をプラスした省エネハウス

ナチュラルテイストのインテリアと使いやすさを追求した造作家具が自慢の住まい。「何かあった時、すぐに対応してくれる腕の確かな地元の工務店さんに家づくりをお願いしたかった」という渡辺さん夫妻。「札幌良い住宅.jp」でさまざまな住宅会社、建築家の記事を読み、考え方の近い会社をピックアップし、検討を重ねて白田建築事務所を選びました。決め手は顧客と真摯に向き合う建築家としての姿勢と親しみやすい人柄だったそうです。 http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20141203160011.html

●素材感と機能性・住宅性能に妥協なし ~3階建ての2つの住まい

子ども部屋や駐車場を確保するためには3階建てにしたい。そこで建築家やハウスメーカー、工務店などに相談をしましたが、3階建てとなると建物の構造計算や建物の解体費用も必要。ハウスメーカーの担当者に相談すると、住まいに対する要望をどんどん削っていかなければ家を建てられないという現実に直面してしまいました。そんな時に「札幌良い住宅JP」に掲載されていた丸三ホクシン建設の記事を見て、早速オープンハウスを見学に・・・。「家を建てるのは人。住宅に施主の願いがしっかり反映されるように設計者や大工さんの気配りが伝わり、大手ハウスメーカーにはない魅力を感じました」とF様のご主人は言います。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20151126102110.html

●昭和の家をまるごとリフォーム。開放感ある大開口のリビング 札幌市・Aさん

築約40年の中古住宅をライフスタイルに合った高性能な2世帯住宅にフルリフォームしたAさん。「札幌良い住宅」に掲載されていた壁一面の大きな窓のある住まいに惹かれ「こういう遊び心を感じる家にしたいなと。ナチュラルなデザインも好み」と、ヨシケンさんと住宅づくりが始まりました。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20150312141750.html

●ライフスタイルを設計した千歳の家/中村よしあき建築研究所

ご夫婦で医療現場に関わるSさん。今は元気なお母様と将来的には同居することになるかもしれない。建築家の中村さんが提案したのは、"2階に予備室を用意した薪ストーブのある家"でした。「大手ハウスメーカーの企業的で、形式的な対応が嫌だった時に、札幌良い住宅.jpで中村さんの人柄と仕事に対する姿勢を知り、家族のライフスタイルをしっかり踏まえた家作りを実現することができました。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20130822095513.html

●車いすで明るく前向きに暮らす住まい 札幌市/Fさん アウラ建築設計事務所 

車椅子での生活は、住宅内での床段差や車庫から家、キッチンやトイレ、お風呂への動線などへの配慮がとても大切になります。また、居心地の良い室内環境づくりなどはどの住宅にも共通することです。オーナーの要望、事情に真摯に耳を傾け、全力で応える建築家の力が必要でした。このオーナーはアウラさんが車椅子のオーナーの住まいづくりに関わった記事を参考にされて、アウラさんと出会いました。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20121205190700.html

●建築家ととことん話し合ってつくった収納豊富&中庭がある札幌・手稲のコートハウス/拓友建設
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Sさんは技術系の会社員で、「高断熱・高気密で暖かく、堅牢な家」を基本条件としていたそう。奥さまも同じ考えでした。住宅展示場を回りましたが、ピンと来る住宅がなかなかなく、仕事が忙しいSさんの代わりに奥さまがインターネットで検索して「札幌良い住宅.jp」の記事に行き着き、暖かくて構造のしっかりした家を建てている拓友建設さんを知りました。妻沼社長は高性能な外断熱住宅を推進する北海道SHS会の会長も務め、道が進める北方型住宅の建設経験も豊富。過去の記事まで遡って読み込み、「この会社はいいかも」と気に入りました。http://www.iesu.co.jp/ghs/article/20141129173656.html

●顧客ニーズに真摯に向き合う姿勢
オーナーの願いを真っ正面から、真摯に受け止める住まいづくりは地元工務店、設計事務所ならではです。地域に根付いて、地元の評判で仕事を得ている地元工務店、建築家の魅力をお伝えしたくて今回、こうしたまとめを書かせていただきました。こうした住宅会社の実力を多くの方に知っていただけると、住宅会社側も、家を建てたいオーナー側も幸せになれると思います。ぜひご検討よろしくお願いします。

札幌良い住宅jp 編集部栗原 http://www.iesu.co.jp/ghs/

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